家庭も大切にしながら
教員としても前向きに

塩尻高校

東京都市大学塩尻高等学校 専任教諭

Y.O. 2009年度入職

これまでの経歴についてお聞かせください。

私は大学卒業後に2年間の県立高校(非常勤講師)を経て、24歳から塩尻高校に就き、現在に至るまで約16年間、教員としての経験を積んできました。現在勤務している塩尻高校には長年在籍しており、生徒一人ひとりと真摯に向き合いながら、日々教育活動に取り組んでいます。専門性と経験を活かし、これからも子どもたちの成長を支えていきたいと考えています。

教員を目指したきっかけを教えてください。

高校時代、野球部での活動を通じて、指導してくださった先生方の姿に強く憧れを抱きました。野球の技術だけでなく、礼儀や仲間との関わり方、目標に向かって努力する姿勢など、人生において大切なことを教えていただいた経験から、「自分もこんなふうに生徒を導ける存在になりたい」と思うようになりました。野球の指導にとどまらず、生徒一人ひとりの成長に関わることができる教員という仕事に大きな魅力を感じ、教職の道を志しました。

教員と子育ての両立について、どのような工夫をされていますか?

妻の第4子の妊娠がわかった時から、育児休業の取得を前向きに考えていました。これまで妻に多くの負担をかけてきたという思いもあり、今回は「サポートする」という立場ではなく、自分自身が子育てに主体的に関わることを大切にしたいと考えました。教員としての業務と家庭との両立は簡単ではありませんが、家族との時間を確保するために、仕事の効率化や時間管理を意識して取り組んでいます。子育てを通して得られる視点や学びは、教員としての成長にもつながっていると感じています。

子育てから学んだことで教員として活かせたこと、もしくはその逆はありますか?

子育てを通して、「子ども一人ひとりの個性や成長のペースを尊重すること」の大切さをあらためて実感しました。これまでも教員として意識していたつもりでしたが、自分の子どもと向き合う中で、思い通りにいかない場面や気持ちが伝わらないもどかしさを経験し、より一層、子どもの立場に立って考える姿勢が深まりました。また逆に、教員としての経験があるからこそ、子育てにおいても冷静に対応できたり、長期的な視点で子どもの成長を見守ることができていると感じています。教員と親、それぞれの立場で得た学びが相互に活かされていると実感しています。

教員を子育てしながらでも“続けたい”と思えるのはなぜですか?

教員という仕事は、生徒の成長に日々立ち会えるやりがいのある仕事であり、自分自身にとって大切な使命だと感じています。子育てをする中で、子どもを育てることの大変さと同時に、その喜びや成長の尊さを実感し、「子どもに関わる仕事を続けたい」という思いが一層強くなりました。家庭と仕事の両立は簡単なことではありませんが、自分自身が父親として奮闘している経験が、生徒や保護者への理解にもつながっていると感じています。だからこそ、子育てと両立しながらでも、教員という仕事を続けたい、続ける意味があると思ったからです。

塩尻高校の教員へ興味を持っている方へメッセージをお願いします。

高校教員という仕事は、生徒の人生に深く関われる非常にやりがいのある仕事ですが、同時に多忙で責任の大きい仕事でもあります。私自身も、子育てをしながら教員を続けることに不安を感じた時期もありました。
しかし、子どもを育てる中で得た気づきや視点が、教員としての指導や生徒理解にもつながっており、子育てと教職は決して相反するものではないと感じています。むしろ、両方に取り組むことで、仕事と家庭の両面で深い学びが得られ、自分自身がより柔軟で共感力のある教員に成長できたと思っています。もちろん、両立は簡単ではありません。でも、「家庭も大切にしながら教員としても前向きに働きたい」と考えている方には、ぜひ挑戦してほしいです。家族の理解や周囲のサポートを得ながら、教員としても親としても歩んでいくことは、きっと大きな財産になるはずです。

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