同僚たちと切磋琢磨し合える
やりがいのある環境です。

等々力中高

東京都市大学等々力中学校・高等学校 専任教諭

G.S. 2024年度入職

これまでの経歴についてお聞かせください。

大学を卒業後、主に私立の学校の教員として共学校、女子校、男女別学の学校と様々な学校に勤務してきました。アメリカに3年ほど住んでいた経験もあり、一応帰国子女で英語の先生という、あまりいないケースとよく言われます。私もこれまで帰国生で英語の先生をしている方にはあまりお会いしたことはありません。そのためか国際関係の行事やネイティブスピーカーの先生方とのコーディネーター役といった英語科の中でもとりわけ英語を実際に使う場面が多かった印象があります。私自身そういったところで自分の力を発揮できるなとも思っています。これまでにタイ王室の方の通訳や元NASAパイロットの通訳などもしたことがありました。生徒の学びの機会を語学を通じて助けることができるのはこれまでの勉強した成果を発揮できてとてもやりがいを感じます。

教員を目指したきっかけを教えてください。

私は生徒に学問を通して自分の中にある可能性を知ってほしいと思います。生徒が英語を使って世界で活躍できる人間になってほしいと思い、教鞭を取っています。そのきっかけになったのは英語ネイティブの方と日本人の方との橋渡しを学生時代多くしてきたからだと思います。学生時代、英語を使って留学生や観光客、様々な方の助けをしたことがありました。その時、そしてそれ以降にも様々な場面で感じたのが英語を通じて、多くのことに触れる機会を作ることができるということでした。私自身そのおかげで様々な稀有な経験に恵まれました。言語を学ぶことはある意味、違う考え方をする自分を作ることができるくらい知的なことだと思います。願わくばその楽しさを生徒たちにも伝えられればと思っています。ただ最後に後押しをしてくれたのは同じように英語の教員をしていた祖父だと思います。

実際に教員になってみていかがですか?

教科の面でいうと教員になって一番苦労したのは、実は文法でした。帰国生だったこともあり、英語はいわゆる勉強を通じて、習得したというより人と話しながら身に付けていったところがありました。構文や文型、単語帳で勉強したわけではありませんでした。そのため、教科書英語と自分の中の英語との差に最初はとても戸惑いを感じました。ただおかげさまで文法を通じて、日本の英語教育の素晴らしさを認識することができました。文法偏重により日本人は会話ができないと言われますが、そんなことは実はないと思います。大事なのはバランスです。どちらかに偏るのではなく、全てやる。それが大事だというのがわかりました。改めて一から勉強しなおすことで生徒に教えるにはどうすればいいのか、そして英語と日本語の違いをより浮き彫りにすることができるようになり、今では英語が好きでない限り、よく忌避される文法がどれだけ助けになるかがわかりました。生活面でいうと、これまで良い生徒との出会いと同僚に恵まれてきたこともあって、大変だと感じることはあまり、ありませんでした。ただやはり気を付けたいのはこちらが意図したことが相手にどう伝わるか、それは誤解を与えることがないように、いつも大事にしておきたいと思っています。

東京都市大学等々力中学校・高等学校(以下、等々力中高)ならではの授業や取り組みをお聞かせてください。

等々力中高ではICT設備が整っており、様々な教授法が教員によって取り入れられています。その中で私が特に有効であると感じたのがロイロノートです。Google ClassroomやClassiであったり様々なアプリやプログラムが学校によって使われていると思います。等々力中高に入職し、ロイロノートを使用して、あまりの便利さに驚きました。生徒に教材を共有する際、写真を撮るだけで掲載できるのは他のアプリにはない機能だと思います。宿題の管理や添削も自由自在です。支給されるiPadとApple Pencilのおかげで授業は教室にあるプロジェクターを通じてiPadに直接書くことで共有することができます。そして提出された宿題も同じように添削して、生徒に返すことができます。これを従来の紙とペンでの作業と比較すると教員の負担には雲泥の差があると思います。

生徒指導をする中で心掛けていることは何ですか?

授業で心掛けていることはわからない人の視点に立つことと受験以降も見据えた学習を心がけさせたいとことです。なるべくわかりやすく、そしてどういった知識がないと今やっている内容がわからないかなど丁寧な説明を心掛けています。ただ一方で難関大学の進学など、そうは言ってられない場面もあると思います。何より私自身、レベルの低い所に生徒が甘んじるような状況を許したくはありません。そういう意味では高いところを狙いつつ基礎をしっかりと固めながら、自己実現に向けて切磋琢磨させたいと思います。授業以外の指導ではお互い理解がしっかりとできてることを重視しています。「伝えた」ではなく「伝わった」。ルールの押し付けではなく、なぜ、どうして、といった理解をしっかりとできる人になるように指導を促していきたいと思っています。

生徒にとってこんな存在でありたい!理想の教員像を教えてください。

啐啄同時という言葉があると思いますが、私の理想に近いものだと思います。学生時代にどれだけ挑戦を繰り返してきたかは後々に大きな糧になると思います。生徒にとって一番いいハードルが何であるか、そしてそれをいいタイミングに提供できる先生は生徒を伸ばすことができると思います。教科の面でもそうですが、部活や行事やイベントなど様々な面で生徒が成長できる機会を見極めて、君たちならできると提供できたら生徒も喜びますし、それを達成することに大きな喜びを感じることができます。成功であっても、失敗であっても何かに一生懸命頑張って挑戦することは学生時代に仲間と共有できる貴重な思い出になります。それが受験であれ、体育大会であれ、部活の大会であれ、生徒と一緒に体験できることは教員冥利に尽きると思います。

等々力中高の教員へ興味を持っている方へメッセージをお願いします。

東京都市大学等々力中学校・高等学校は素直で学習意欲の高い生徒が多くいます。学習面でもそうですが、様々な行事も基本的に生徒が主体となって運営を行うので、自立心のある主体的な生徒が多く在籍しています。教員としてとても教えがいのある生徒がそろっていると思います。そして、iPadやApple Pencil、パソコンも支給して頂けるので授業やHR活動を円滑に行うことができます。教室のプロジェクターなど視聴覚教材も豊富にそろっています。加えて同僚の先生方もとてもレベルが高く、切磋琢磨できるやりがいのある環境です。これまでの自分の培ってきた力を発揮することもできますし、もっと教員として実力を養いたいという方にも自信を持ってお勧めすることができます。

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とある1日のスケジュール

  • 6:00

    起床犬の散歩をして、6時45分くらいの電車に乗ります。

  • 7:50

    出勤職員室へ向かい前日に準備してあるテキストや小テスト類の確認、HRでの伝達事項の確認。

  • 8:15

    朝礼学年の教員が集まり、朝礼を行います。内容は日によってさまざまです。

  • 8:30

    ホームルーム朝テストを行います。

  • 8:40

    1限目高校3年生の文系クラスで授業を行いました。(この日は共通テスト演習)

  • 9:40

    2限目高校3年生の理系クラスの授業を行いました。(この日は強調構文や理系の大学の過去問などを扱いました。)

  • 10:40

    3限目高校3年生の文系クラスの授業を行いました。(この日は強調構文や教科書の長文などを扱いました。)

  • 11:40

    4限目高校3年生の国公立志望のクラスで授業を行いました。(この日は一橋大学の問題を扱いました。)

  • 12:40

    お昼お昼を食べたあと、明日の授業や講習があるときは講習の準備などをします。

  • 13:30

    5限目授業がない時間なので、明日の予習や分掌や部活などのやっておきたい仕事をします。

  • 14:30

    6限目高校3年生の文系クラスの授業を行いました。(この日は強調構文や教科書の長文などを扱いました。)

  • 15:00

    終礼・清掃

  • 15:30

    補習・部活動この日は特に講習や部活動もないので、明日以降の準備を頑張ります。英検が近い時に自主的に計画した対策の講習や小テストの再テスト補習がある場合もあります。

  • 17:00

    授業準備自習室に行く前に、自習した内容の質問などに答えます。おっ!と気づきをくれる質問などもあり、授業に活かせることが多く、こちらとしても勉強になります。

  • 18:00

    退勤行事やテスト前でなければ、大体18:00~19:00の時間帯に退勤することが多いです。

  • 19:00

    帰宅大体19:00くらいに帰ることが多いですが、テスト期間など早く帰れるときや長期の休みもあるので、働きやすいと思います。

  • 22:00

    就寝