生徒の成長に携われる
幸せな仕事です。

塩尻高校

東京都市大学塩尻高等学校 専任教諭

A.M. 2001年度入職

これまでの経歴についてお聞かせください。

ちょうど学校の名前が「武蔵工業大学第二高等学校」に変わる年に、新卒で本校に赴任しました。
東京の大学を卒業したあと、東京に残るか、地元の長野に戻るか迷っていたところ、ありがたいことにお声をかけていただきました。当時は、女性の教員を増やしたいという学校の意向もあったようで、今振り返ると、ご縁があったのだなと感じています。
その後、2回の出産・育児休暇をはさみながら、今年でもう勤続24年が経ちます。その間ほぼ全部の部署で経験を積ませていただき、現在は探究国際部で国際関連の仕事を担当しています。そして、6回目の担任を務めています。

教員を目指したきっかけを教えてください。

教員という仕事を意識し始めたのは、高校生の頃でした。はっきりと「先生になりたい」と思っていたわけではないんですが、大学を選ぶときに家族から「教員免許も取れる大学がいいんじゃない?」という助言があって、それがきっかけの一つになったと思います。「資格取得」が上京の条件にもなっていましたね。ただ、その頃はまだ漠然としていて、「将来の選択肢のひとつ」くらいの感覚でした。本気で「教員になろう」と決めたのは、やっぱり母校での教育実習の経験が大きかったですね。授業を自分で組み立てていく楽しさや、授業中にたくさんの生徒を公平に見る難しさを初めて実感しました。そして、教室の全員が自分の指示通りに反応したときの怖さというか衝撃を今でも鮮明に覚えています。その実習の経験が本気で教員になろうと思わせてくれました。

本校のグローバル教育の特徴は何ですか?

都市大塩尻の魅力は、日常の中で生きた英語に触れられる環境が整っていることです。日々生きた英語に触れる環境があること、たとえば1,2年生は本校GN(グローバルナビゲーター)によるオールイングリッシュの授業があったり、留学生の受入れ、オンライン英会話、中国語・韓国語講座、海外協定校とのオンライン交流があります。また、アメリカ、中国、オーストラリア、フィリピン、カナダを中心とした海外研修プログラムが充実していること、そして、部活や経済的な理由で海外へ行くことができなくても海外協定校の生徒が本校を訪問し交流する機会があることから、在校生全員が海外を身近に感じる機会が3年間の中で複数回あります。

生徒たちに国際的な視点を養うために、教員として心がけていることは何ですか?

多様な価値観を認め、違いに寄り添い、さらにその違いを楽しむ感覚を育てることを大切にしています。そのためには、生徒自身がその大切さに気づくことが重要だと考えており、日々のクラス運営や授業の中で、自分がどのような言葉や姿勢を発信すべきかを意識しています。これから子どもたちが生きていく社会は、さまざまな背景をもつ人々と協働する時代です。だからこそ、そうしたマインドを育むことが何より大切だと感じています。また、どんな小さなことでもよいので、自分の殻を破り、新しい世界に挑戦してみること。そのような実体験で得られる学びは、子どもたちがこれからの人生を歩んでいくうえでの豊かな土壌になると信じています。

今後、本校のグローバル教育を発展させていくために教員として目指していることは何でしょう?

子どもたちは「グローバル=英語力」と捉えがちで、英語の点数で自分の国際的な価値を判断してしまうことがあります。そうした考え方に気づいてもらうために、毎年1年生の入学時にマインドセットの時間を設けていますが、やはり一度伝えたからといってすぐに変わるものではありません。
本校には多くのグローバル教育プログラムがありますが、参加には時間や経済的な事情が伴い、全員が平等に参加できるわけではありません。高校生は日々多忙な中で、それぞれの現実と向き合っています。だからこそ、日々の関わりの中で、HRや授業を通して少しずつ凝り固まった考え方をほぐしていくことが大切だと感じています。そして最終的には、子どもたちがグローバルな視点を持ち、「今すぐではなくても、いつか世界へ羽ばたきたい」と思えるような、そしてその時に勇気を持って一歩を踏み出せるようなマインドを育てていきたいと考えています。

本校の教員へ興味を持っている方へメッセージをお願いします。

自分の活躍できるフィールドがあると思います。そして、自分の挑戦したいことに挑戦できる環境があると思います。生徒の成長に携わることができるのは本当に幸せな仕事だと思います。年を重ねるほどそのように感じます。もちろん時間的にも精神的にも辛いと感じることもありますが、自分の中で溜め込まず相談すれば、手を差し伸べてくれる先輩先生方や同僚がいます。本校で一緒に働いてみませんか。

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